むくり屋根の二世帯住宅

美しい曲線のむくり屋根が特徴的な、純和風の二世帯住宅。
一階の外壁部分は杉無垢板張りを柿渋塗装し、味わいのあるダークブラウンに。
二階部分の真っ白な塗り壁とのコントラストが引き立ちます。

玄関には造作の靴入れと相性の良い、味わい深い大谷石を敷き詰めました。
施主のお父様が長年に渡り収集した、こだわりのアンティークの照明や蔵戸、
組子の欄窓等を随所に取り入れたのも魅力の一つ。

３世帯が縁側でくつろぐ様子。軒の化粧垂木や立派な桁等和風らしい趣がある。	大谷石を土間に使った玄関。靴入れは一枚板を使用した造作品。壁を彩る組子はお施主様からの支給品。	子世帯の家族が集まる空間。建具は縁起のいい濃色の槐(えんじゅ)を取り入れ、すべて一枚板を使った造作品で揃え、お施主様支給の欄間がアクセントとなっている。
重厚で傷に強いナラの無垢板をフローリングに採用。天井には節がほぼなく明るい印象になる、杉の白身を使っている。	リビングから目隠しとして、施主支給の無双窓が豆込まれた造作品を使用している。足元には床暖房も採用している。	リビングの間仕切りに使われているのは施主支給の蔵戸に障子を合わせた合作品。
寝室の扉は重厚な蔵戸を使用。和室との間に使用された格子状の蔵戸は、帽子掛けや花などを飾るのにも使用できる。	トイレの建具には、お施主様支給のアンティークのステンドグラスを取り入れ、手洗いカウンターを設けた。