フルリフォーム(2016年I様邸)
外観
基礎はそのまま生かし、瓦は既存の物から和形の陶器瓦に吹き替えました。
下屋の部分は既存のものを生かし、腰板(こげ茶の部分)は天然塗料で防腐・防虫・防水効果のある柿渋仕上。
玄関
玄関の奥行きを広くすることで、薪ストーブを設置可能に。玄関が全ての部屋に通じる間取りなので、全部屋が温まります。シンボルとなっていた照明は再利用。
LDK
居間とキッチンを遮っていた壁を取り除き、広々としたダイニングキッチン。
畳の居間から香りの良い桧無垢フローリングのリビングに大変身!
障子の桟も細かく入ったものに作り替えたので高級感が出ている。
もともとの居間の面影を大切にしながら、家具を丁寧に造作しなおしました。
以前の冷たい印象だったL字型のキッチンを、作業スペースが広く無垢板の温かみが伝わるⅡ型のキッチンへ。
居室
和室から大収納のある桧無垢板張りの居室に。部屋に合わせて襖から折れ戸に変更しました。
伝統的な続き間の和室から、独立した居室に。
水まわり
洗面台は背面にモザイクガラスをふんだんに使い、レトロな仕上がり。
浴室は断熱材が入れられ、ステンレスの浴槽から最新のユニットバスに。
ガラス面が多く温度差が激しい洗面脱衣室から、明るく温かみのある空間に大変身!
洗面化粧台の天板には耳付きの一枚板を使用している。
1Fのトイレは引戸に変え手すりを付け万が一の備えに対応する形に。
2Fのトイレも1F同様、床や棚を無垢材で仕上げ温かみのある仕上がりとなっている。
その他
昔ながらの縁側は、香りのよいヒノキの床に、あじわいのあるよしず天井でリフォーム。
2Fの廊下は、隣接した居室の押入部分を廊下にしスペースを確保。左右に棚を設えても余裕のある空間に。
玄関上の吹き抜け部分。新たな玄関に設けた薪ストーブの熱を利用して洗濯物を乾かすことができるキャットウォークを新設。雨の日でも洗濯物がよく乾き、人目にも付きづらい。